遠隔転移がある場合や、手術や局所療法(PEIT、RFAなどの経皮的局所療法や肝動脈塞栓療法)が行えない場合には全身化学療法が行われる。肝細胞癌においては、これまで有効性が確立された抗がん剤がなかった。しかし、2007年米国臨床腫瘍学会で報告された臨床試験において、経口マルチキナーゼ阻害剤であるソラフェニブ(商品名:ネクサバール)の投与が生存期間を延長させることが示された。本邦においても、2009年5月20日に切除不能な肝細胞癌を効能・効果として承認された。ただし、上記の臨床試験では、Child-pugh分類Aの肝機能良好な患者を主な対象としており、Child-pugh分類Bの患者への投与は慎重な対応が望まれる。さらに、Child-pugh分類Cの患者に対しての投与は推奨されていない。クラシック音楽
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放射線療法 [編集]
骨転移の痛みを和らげる目的で施行され、一定の効果が得られている。 また2005年現在では陽子線や重粒子線による局所療法が臨床応用されており、臨床試験が進行中である。
転移 [編集]
肝内転移
血行性に門脈から転移する。
肝外転移
血行性、リンパ行性に肺、腹腔内臓器、骨などに転移する。
予後 [編集]
肝切除もしくはPEIT・MCT・RFAが可能であった場合の予後は比較的良好で、5年生存率は50?60%である。しかし、これらの治療の適用にならなかった場合の予後は悪く、5年生存率は10%程度にすぎない。肝細胞癌は慢性肝炎を母地として発生するため、ひとたび治療が完了してもその後に新たな癌が発生してくる確率が高い。癌の発生を早期に発見し、繰り返し有効な治療を行うことができるかどうかが予後を左右する。 またインターフェロンによる肝臓癌の再発予防も研究されている。